きもちがうごいてる
短歌、10首。

きもちがうごいてる
━━ツノダさん(飼い猫のなまえは、リンドバーグ夫人)なら、
草月流会場にいます━━
それを私にいきなりくれたひとがいる うすいそばかす 理由もなしに
青い青いおおきなボールのある部屋に入るとわたしはとても小さい
拡声器 アナログテレビ さかだちのアタマたちどしゃぶりを聴いてる

神様が真っ赤になって笑っているそっぽ向いてる きもちがうごいてる
かなぶんを1匹どこかに投げますと闇夜はそのままキープされます
このままでこの世をよしとは思うまじクインシー・ジョーンズ本日更新
アイディアを即却下され十五夜に教室みたいな顔をしている
むくむくの盛り髪くるりの巻き髪をするものを思想犯とよぼうかな
訛らない訛りのようにひそやかにとけだしてゆくよろこびの連鎖

ストローをシューッとならしてのむひとはもうすぐ異質なものになります
(歌誌『かばん』掲載)



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