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みてよかった・・・1月〰5月の舞台・映画などから①(『陥没』他) )

1月

★ 映画『ブルーに生まれついて』


最終日に、バタバタ駆け込みました。
ジャズ・ミュージシャン、チェット・ベイカーの
苦悩を熱演するイーサン・ホーク。
麻薬がらみの暗黒ボコボコ事件(顎骨折)のあと、
バスルームで、血まみれで、トランペットを吹くシーン、痛〰い。
ジャズ界における、黒人・白人アーティストの微妙な対立感も
かいまみえたような感じ。


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2月

★『陥没』@シアターコクーン


 
 やわらかく、(ほんのり不思議で)、おもしろかった。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ昭和三部作のラスト。
たくさんの登場人物(幽霊含む)たちが
チェーホフ劇風にざわざわしてる。



笑いポイントが、たくさん。ただ、その全部に
必ず大笑いしなくても、好きなところで、
自由に笑えるのがいいです。
(1963年の東京オリンピック直前、開業したてのホテルに
集う面々はみな、どこかふわふわした空気に包まれてる。
ホテルの一室に侵入したらしいとされるけれど、
だれも見たことのない謎のホームレス氏のことさえ、
なんとなく「○○さん」と、旧知のひとのように名前で呼んで
しまったりして。
ホームレスのグループの会話。
一人が確信ありげに、「中丸と君塚にも伝えとかなくちゃ」
もう一人がまた確信ありげに、「そんなヤツはいないよ」
・・・とか、大筋には関係ない、これだけのせりふにも、
この“抜け感”。苗字の選択が、わけもなく、ツボ)



たとえば、
「やさしいことは、つよいこと」by宮城まり子
という言葉があるけど、
「やさしいことは、こわいこと」byケラ
という言葉もありそう。
でも、このドラマにはひとの感情を
ただゆさぶって、
そのまま放りだすような怖さはなかった。
 ホントに、言葉の銀河が、私たちをずっと
包みこんでるような。



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★『お勢登場』@シアタートラム 演出倉持裕


おなじみの江戸川乱歩作品をオムニバスにした、あやしの舞台。
テンポいい。そのぶん、
「乱歩ムード」はやや薄くみえたかもしれない。でも、一人何役かをこなす
演者がみんな生き生きしてみえました。
(黒木華×片桐はいり×水田航生×川口覚×粕谷吉洋×千葉雅子
×寺十吾×梶原善)



シアタートラムは、どうしてだかいつも、演じるひとびとの、
熱だけじゃなく、
彼らのお互いのつながりの明るさがじんわり、
はっきり伝わってくるんです。(他の小劇場とちがう)

                                    ★レビューつづく

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