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みてよかった・・・1月〰5月の舞台・映画などから②(『炎アンサンディー』)

3月

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『炎アンサンディ』@シアタートラム  
  作 ワジディ・ムワワド
  翻訳 藤井慎太郎
  演出 上村聡史




このドラマのシーンのひとつひとつが、「一篇の詩」。
しずかに、あるいは、
胸掻き毟るように、人間について、
家族について、紡がれていきます。




ヒロインは、
自らの生死をこえた、ひとつの意思を
沈黙の内に守らざるを得なかった。
自分が置かれた環境(レバノン内線下から亡命)のなかで。




意思は、死後にのみ、本当の愛に変わる。
そのメッセージの強度に、
舞台も客席も、同時に、
ただもう窒息せんばかりの感覚になる。
(麻美れい×岡本健一×中嶋しゅう×栗田桃子×小柳友
中村彰男×那須佐代子 )
それでいて、
実は、すっきりと「ウェルメイド」な仕上がりになってます。
(映画化もされている)





ポストトークでは、
「詩は、慰め」というようなフレーズが耳にとびこんできて、
一瞬あたまのねじがカチャカチャ混乱。
この舞台の時間の流れのなかに
すっかり入っていた私は、
このトークで「詩」と呼ばれていたものを、
詩というより、
「ふつうの、こころからのせりふ」
と感じていたと気づきました。
でも、この芝居を離れてみれば、
「詩」は、いつも、「慰め」とは限らない、ある種の攻撃パワーも
もっている・・・とかひとりで(詩歌をつくるものとして)思っていたら、
とつぜん、
岡本健一が、野村萬斎のしゃべり方の真似なんかして、
そっくりで、なんか「トラムっぽい」感じでした〰。
 

  ★レビューつづく

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