『ヒドゥン・オーサーズ』

 

 電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」の配本が

 スタートしました!

http://dog-and-me.d.dooo.jp/wakusei_kuchibue/wakusei_kuchibue.html

 第一回配本

 『ヒドゥン・オーサーズ』は、

 小説・詩・歌・句の

 文芸ジャンル・ミックス・アンソロジー(西崎憲氏のプロデュース)で、

 私、杉山モナミの短歌も掲載されています。

http://dog-and-me.d.dooo.jp/wakusei_kuchibue/hidden.html

 

 近いジャンルがひとつのところにギュッとあつまって、

 思いもよらぬ、新鮮な感覚が生まれてると思います。

 全作品が、踊っています。今までにちょっとなかったような一冊。

 ぜひ、読んでいただければ幸いです。



https://www.amazon.co.jp/dp/B072LZ33P3/ref=sr_1_1?



             Img_8245_2




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あけましておめでとうございます!

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          ともだちの多いあなたの匂いだけが迷いのつむじとび超えていく


      



     走るってだれもしらない生きものの親分になり子分になることね





                                (歌誌『かばん』掲載)








 
 
 

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あけましておめでとうございます!



今年もよろしく!


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      耐えられないほどのやさしさ元日の卓をこぼれて黒豆しずか 
    


      一点をみつめたままで茹であがる桜エビたち ぴんくはこわい
                                                                         

                                                                          (『かばん』誌掲載)

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あけましておめでとうございます!




今年もよろしくおねがいいたします。

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  モナミのお正月の短歌

 
 ホーロー 
  琺瑯にブルーの猫の毛のような傷がたくさんあるわ 唄おう

 

 
  祈るものと祈らぬものとがまざり合いかぎ針くさり編み三目ひき抜き

 
                                 
                                (『かばん』誌掲載)


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あけましておめでとうございます!

                



                                    あけましておめでとうございます! 

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                      今年もよろしくね! 


                           暗  号
     だれかさんのクリプトグラムまだ解けぬまま酌み交わす はるのはじめは

   

    森へかえる前夜のような胸騒ぎ運んでゆれる冬の街路樹

                        (モナミのお正月の短歌 『かばん』誌掲載)

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HAPPY NEW YEAR !

         
           



           HAPPY   NEW    YEAR !

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                     2013.1.1.

     


     昆布巻きにいまは巻かれているようないないようなすれちがいの春




     彼?彼女?よくわからない生きもののまゆげの森は春あつめてる


                                    (モナミのお正月の短歌)




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きもちがうごいてる

短歌、10首。

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きもちがうごいてる
         


        ━━ツノダさん(飼い猫のなまえは、リンドバーグ夫人)なら、
            草月流会場にいます━━

     

     

     それを私にいきなりくれたひとがいる うすいそばかす 理由もなしに




     青い青いおおきなボールのある部屋に入るとわたしはとても小さい     



     

 

     拡声器 アナログテレビ さかだちのアタマたちどしゃぶりを聴いてる

 

 

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     神様が真っ赤になって笑っているそっぽ向いてる きもちがうごいてる




     かなぶんを1匹どこかに投げますと闇夜はそのままキープされます
     



     
     このままでこの世をよしとは思うまじクインシー・ジョーンズ本日更新



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     アイディアを即却下され十五夜に教室みたいな顔をしている




     むくむくの盛り髪くるりの巻き髪をするものを思想犯とよぼうかな




     訛らない訛りのようにひそやかにとけだしてゆくよろこびの連鎖



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   ストローをシューッとならしてのむひとはもうすぐ異質なものになります


                                   
                                      

                                   (歌誌『かばん』掲載)


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あけましておめでとうございます!

             

            あけましておめでとうございます!




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                     2012年  元旦


              
 

 


 いいことはぷちぷちつづく。かずのこのつぶの数だけ瞬くまつげ

 

 

 たべものは愛しあってぶつかりあうおせちをみれば今わかること

 

 

                       (モナミのお正月の短歌)

                      




                今年もよろしくネ。     モナミ

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ぽかん

 

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短歌近作14首。




ぽかん

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   8月は抱擁機械だれもみな抱かれて歩くことを恥じない
       
      


      (キャリーバッグは、不思議なロボット。ひっぱってるつもりでも、
        次の瞬間にはひっぱられてる)

   やわらかな夏がこどもをすぐ食べる すきときらいはっきりしている





               ◆   ◆   ◆



   

   午前中のんびりしていた文字たちはとつぜんたたみいわしとなりぬ


      (人間のオギャーの前には、一拍の ま (静寂) があるのです。
      つまり、生命はアフタービート)

   とざされた庭に遊んだことなども崩れてはにかみは概念となる



               ◆   ◆   ◆



   すこしずつ裏切ってゆく時のなかでサラダ煎餅3つに割る


     (コーヒー占いならぬ、サラダ煎餅占いというのを、きのうおしえてもらいました。
     ところで、そういえば、サプライズって、裏切りの一種じゃなくて、
     やっぱり、アフタービートのこと)


   プチプチをプチプチするのがとまらないきもちはゴドーを待っている

 


               ◆   ◆   ◆



   クローバー、水玉、きのこ、鳥、ハート 氷になるものたくさん投げる

     
     (暑い日には、身の周りの、いろんな“もの” たちが、突然語り出す。
     そんな日、たぶん、魂にとっては肉体こそが、ゆうれいにみえてると思う)


   手を振れば手ばなしてしまうことがあるフランネルは脱ぐと丸まる


               
               ◆   ◆   ◆

   なんでんかんでんきみに起こりますように と、ひとのなかみは全身豹柄

      
      

      (あなたには、いつも、全身豹柄のおともだちはいますか?)
   

   

   コンタクトレンズすると牙がでて10000回目の出逢いがゴシック 


         
               ◆   ◆   ◆

   なぁ~んだぁ~ 手足心臓さしだしてきょうの雨はすわりこんでる

       (雨にりくえすと。

       ①一度すれちがう
       ②パッとふりむく
       ③アフタービートで、大きな声でよびとめる )

   つながりというより邂逅のように 本屋のむこうはリボン屋、ボタン屋 


       
                ◆   ◆   ◆



   あ、クリスマスがそこにかくれてる 火の国トマトのグルタミンちゃん

       (にんじんサラダをよくつくるんですけど、こんど、
       ラムレーズンのアイスクリームをのせてみようと
       思いつきました・・・はたして・・・・?)
 



                ◆   ◆   ◆



   炎天はみえぼうなのさほらジョニー・デップの影もまっしろにする

       (これは、一応、映画の
       『シザーハンズ』および『スウイーニー・トッド』のジョニー・デップです)

 

                                   (歌誌『かばん』掲載)






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蝋燭

このたび、震災で被害にあわれた皆さま、

心よりお見舞い申し上げます。 私の住んでいる家も、古い家なので、

屋根が少しこわれました。とても、恐かったです。  

私にとって、短歌はいつも祈りです。

どんな 短歌=うた も、私たちのいちばん深い悲しみのそばにいることば。

そして、同時に、未来に向かってひらかれたことば。

歌誌『かばん』最新号掲載作品に加えて、これまでの作品のなかから、

今によりそい、明日につながるうたを少しだけアップします。

今、悲しみのなかにあるすべてのひとびととともに、私も

一歩ずつ進んでいければと思っております。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

短歌作品9首、アップ。


蝋燭

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エプロンをすると別人(あの春はときどきことばをもっていました)

   
   (エプロンと春、どっちにしようって、ときどき迷う。)





それぞれの冬それぞれの頭蓋骨すりぬけおちる今日ってポンチョ

     
   (迷ったら、エプロンも割烹着もやめて、 
   大きめの、ポンチョ=貫頭衣にする。いい感じ。)





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    Sofa4004

      















早春のめがねはざわめき
入れる箱 箱はまたふたつつながっている

  
    (このあいだ、めがねを買ったのは、右目と左目をつなぐため。)







のひとから 
     傘
     わたくしへ 傘 
            わたくしから 傘 
                      き
                       み
                         へ 
                           傘         
                            そして、き
                                  み
                                     か
                                   ら

   (めがねを買ったのは、雨じゃなくても、傘がみえるように。)






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ハイタッチやめられなくなる さくらばな花びらは手の病院なりき

   (となりのひとがハンドクリームをぬっている。
  ハンドクリームをぬるのはさなお花見なのかな?)






コーヒーにしずむあかりはなんという一本道なのかしら?  蝋燭

  
    (ときどきは、まるい雲に手をかざして、遠くをみよう。)







雑草はとても大切ぐんぐんぐんひき離されてく交差点です

  
 (春の埃にくしゃみがでたら、ジャンプするといいんだって。)
   






にんにくの匂いのなかでバウハウスキッチンみたいにうたいたかった

   (「バウハウスキッチン展」は、たのしかったな。)





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偽悪家の素質のようにやわらかく
      先へいって待っている春

                                        (歌誌『かばん』掲載)





  

 

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